ルール
2-4人 / 30-45分(基本)・60-90分(プロフェッショナル)
ゲームの概要
プレイヤーたちは、冒険者ギルドに所属する腕利きの冒険者となってダンジョンに足を踏み入れ、誰よりも多くの利益を得ることを目指します。優れた冒険者たるもの、モンスターを倒すことはもちろん、他の冒険者との取引も上手にこなせなければなりません。
勝利条件: ゲーム終了時(得点計算フェイズ)に最も勝利点の高いプレイヤーが勝者となります。
内容物
| 成分 | 内容 |
|---|
| ダメージ/スコアカード | 4枚 |
| ダンジョンカード | 64枚 |
| 宝箱カード | 3枚(オプション) |
| 得点サマリーカード | 4枚 |
| コイントークン | 1G:23枚、2G:21枚 |
| キューブ | 色ごと4個 |
ダンジョンカードの種類
ダンジョンカードは大別して以下の4種類があります。属性は赤・青・黄・緑・紫の5属性が存在します。
1. 一般モンスターカード
左上にモンスターの属性と攻撃力、右下に戦利品の効果値の情報を持ちます。各属性10枚、合計50枚。
| 戦利品 | 防御力 / 効果 |
|---|
| 小手 | 1防御力 / 同色の小手が2つ揃っていれば何度でも使用可 |
| 盾 | 2防御力 |
| 兜 | 3防御力 |
| 鎧 | 4防御力 |
| 剣 | 3勝利点 / 無限防御力 |
※ 属性ごとの枚数は、小手3、盾2、兜2、鎧2、剣1(計10枚/属性)。小手は同属性の未使用のものが2枚ある場合、使用しても使用済みにならず何度でも使用できる。ただし3枚目は使い切りとなる。
2. ゴーストモンスターカード
戦利品の描かれていないモンスターカードです。各属性ごとに1枚ずつ、計5枚存在し、属性と攻撃力の情報を持ちます。
- ゲーム開始時は山札に含めず、一度目に山札がなくなった際に捨て札に追加されます。
- 山札からゴーストカードが公開され、バーストが起こらなかった場合は、必ずもう一度探索しなければなりません。
- ゴーストモンスターカードが2枚公開されたとき、バースト条件を満たします。
- 2人プレイの場合: 最初から山札に含めます。
3. 宝玉カード
得点計算時、所持しているだけで左上に書かれた勝利点を得られるカードです。ただし、ライフが0以下になったプレイヤーはこの点数を得ることができません。
- 1、2、3の勝利点のものがそれぞれ3枚ずつ存在します。
- ライフが0以下となったプレイヤーは宝玉カードをすべて失います。
4. 宝箱カード(オプション)
3枚をダンジョン山札に混ぜて遊ぶ、オプションの追加カードです。詳しい処理は4. 宝箱カード(オプション)の節を参照してください。
ゲームの準備
- 各プレイヤーは赤、青、黄、緑の4色からプレイヤーカラーを決め、対応する色のダメージカードとキューブ、15G分のコイン(1G、2Gを5枚ずつ)、必要であれば得点サマリーカードを手元に置きます。その後、プレイヤーカラーと同じ色の属性の小手カードを1枚、手元に配置します。
※ 3、4人プレイのときはダメージカードの 40 のマスに、2人プレイの場合は 30 のマスにキューブを置きます。
- ゴーストカード5枚を抜いたダンジョンカードを裏向きでシャッフルして中央に置いて山札とし、その横を捨て札エリアとします。その付近に5G分のコインをギルド供託金としてまとめて置きます。
- 任意の方法で最初の手番プレイヤーを決定し、探索フェイズを開始します。
プレイの手順
探索フェイズ →(バーストフェイズ / マーケットフェイズ)→ 次のプレイヤー
手番プレイヤーは山札をめくり、バーストが発生するまで探索を続けます。バーストが発生した場合はバーストフェイズへ、そうでなければマーケットフェイズへ進むことができます。
探索フェイズ
山札をめくり、バーストが発生するまで探索を続けるフェイズです。
公開枚数の上限: 手番プレイヤーが探索フェイズで公開できるカードの枚数は、所持している装備および宝玉の色の数 + 1枚まで(ゲーム開始時は2枚まで、最大で7枚まで)。すべての宝玉は共通の単一の色としてカウントします。上限に達した場合はマーケットフェイズに移ります。
- 手番プレイヤーは山札の上からカードを1枚めくり、場の中央(発見エリア)に公開します。すでにカードがあればその横に並べていきます。
- 同じ属性のモンスターが2枚、またはゴーストモンスターカードが2枚、発見エリアに公開された場合、 バーストが発生 します。即座に探索フェイズを終了し、バーストフェイズとなります。公開されたカードがゴーストだった場合、必ずもう一度探索を行わなければなりません。
- バーストが発生しなかった場合、手番プレイヤーは、再度探索を行うか、マーケットフェイズに移るかを選択することができます。
山札が0枚だった場合、上記処理の前に以下の処理を行います。
- 3、4人プレイの場合:捨て札を全て裏向きでシャッフルし、山札にします。一度目であれば、5枚のゴーストモンスターカードを山札に追加します。
- 2人プレイの場合:発見エリアにカードがあればマーケットフェイズを、なければ得点計算フェイズを開始します。
バーストフェイズ
全員がモンスターからの攻撃を受け、供託金が再分配されるフェイズです。
- バースト発生の引き金となった2体のモンスターの属性を持つ攻撃が全プレイヤーに対して発生します。このときのダメージは、この2体のモンスターの攻撃力を合計した値です。手番プレイヤーはさらに追加で1のダメージを受けます。
※ ゴースト2体によるバーストでは、異なる属性の攻撃が同時に発生します。ゴーストによって2つのバースト条件が同時に満たされた場合、3体分の攻撃となる場合もあります。
- 各プレイヤーは攻撃属性と同じ属性の未使用の装備を任意の枚数使用することで、防御力の数値の合計分、受けるダメージを軽減することができます。使用済の装備、宝玉はカードを横にして表します。
※ 同属性の未使用の小手(防御力1の装備)が2枚ある場合、使用しても使用済みとせず、何度も使用できます。ただし3枚目は単体の場合と同様に使い切りとなります。
- 各プレイヤーは、受けたダメージに応じてキューブをダメージトラック上で移動させ、残りライフを表します。このときライフが0以下になったプレイヤーがいたら、その時点でバーストフェイズを終了し、得点計算フェイズに移ります。
- 場の中央のギルド供託金を、プレイヤー人数で均等に割り、分配します。割り切れず端数が発生した場合は、最もライフの少ないプレイヤーが端数を全て受け取ります。最もライフの少ないプレイヤーが複数いた場合は、その中で手番プレイヤーから時計回りに最も近いプレイヤーが端数を全て受け取ります。その後、発見エリアのカードをすべて捨て札に置き、時計回りで次のプレイヤーの手番を開始します。
※ バーストが発生した場合、マーケットフェイズを行うことはできません。
マーケットフェイズ
探索フェイズ中に発見された戦利品を、手番プレイヤーが任意の値段で売却するフェイズです。
- 最初に、ゴーストモンスターカードが発見エリアに公開されている場合はそれを捨て札にします。発見エリアに公開されている全てのカードそれぞれに対し、手番プレイヤーは所持金から0枚または任意の数のコインを乗せることで値段をつけることができます。
- 3、4人プレイの場合、手番プレイヤーの左隣のプレイヤーから時計回りに、手番プレイヤーを除く全員が一度ずつ購入処理を行います。
※ 2人プレイの場合:手番でないプレイヤー(相手プレイヤー)が一度購入処理を行ったあと、手番プレイヤーが1枚を購入することができ、その後もう一度、相手プレイヤーが購入処理を行います。
- その後、発見エリアに残っている各カードについて以下の処理を行います。
- コインが乗っている(値付けされている)カード:必ず、乗っているコインをギルド供託金に支払い、カードは手番プレイヤーが購入します。
- コインが乗っていない(値付けされていない)カード:捨て札とします。
- 時計回りで次のプレイヤーの手番を開始します。
購入処理について
購入処理では、発見エリアから任意のカード1枚を購入するかしないかを選択します。購入する場合、カードの値段と同額となるコインを手番プレイヤーに渡し、カードに乗せられていたコインも手番プレイヤーの手元に戻ります。
ただし、コインが乗っていない(値付けされていない)カードは、一律5Gで購入することができます。その場合、代金は中央のギルド供託金に支払います。もちろん、必要なコインを持っていない場合は購入することができません。
宝箱カード(オプション)
宝箱カード3枚をダンジョン山札に混ぜて遊ぶ、オプションの追加ルールです。プロフェッショナル拡張を有効にしている場合は常にこのルールが適用されます。
探索フェイズでの処理
手番プレイヤーが宝箱カードを公開した場合、山札の次のカードを自分だけが確認します。確認したカードによって処理が分かれます。
- ゴーストモンスターカードだった場合: そのゴーストを即座に発見エリアに公開し、宝箱カードはゲームから除外します。除外された宝箱カードは、このゲーム中は二度と使用しません。以降、通常の探索によってゴーストを公開した場合と同じ処理(強制再探索・バースト判定)を行います。
- 通常モンスター・宝玉だった場合: 確認したカードは公開せず、めくった宝箱カードの下に裏向きで置きます。この2枚1組(宝箱と隠されたカード)をまとめて発見エリアに並べます。
※ 宝箱カードはバーストの引き金にはなりません。また、宝箱そのものは公開枚数上限に含まれますが、宝箱の下に隠されたカードは公開されたものとして扱いません。
マーケットフェイズでの処理
宝箱によって隠されたカードは、他の戦利品と同じように値段をつけて購入処理を行います。手番プレイヤー以外は、購入するまでそのカードが何かを知ることはできません。
- 購入されるまでは通常の戦利品と同様に扱います。
- 購入したプレイヤーは隠されていたカードを獲得できず、宝箱カードと隠されていたカードの2枚は捨て札に送られます。
| 状況 | 処理 |
|---|
| 宝箱を引いた場合 | 次のカードを自分だけ確認する |
| 確認したカードがゴースト | 即座に公開し、宝箱をゲームから除外する |
| 確認したカードが通常モンスター・宝玉 | 宝箱の下に裏向きで置く |
| マーケットで宝箱が購入された | 購入者は何も得られず、2枚まとめて捨て札へ |
ゲームの終了(得点計算フェイズ)
ゲームの終了条件は以下のいずれかです。
- バーストフェイズにおいて、ライフが0以下になったプレイヤーが発生した場合。
- 2人プレイの場合:山札と発見エリアにカードがない場合。
以下の手順に従い各プレイヤーの得点を算出し、勝者を決定します。
1. ライフ順位による得点
ライフが0以下となっているプレイヤーは全員、所持している宝玉カードをすべて捨て札にします。ライフの多い順に順位をつけ(0以下のプレイヤーも含めます)、上位から順に 4、0、-2、-4 点 を獲得します。
※ 同じ順位のプレイヤーがいる場合、二人ならその順位と1つ下の順位の点数を足して2で割った点数、三人なら全員1つ下の順位の点数、四人なら全員0点になります。
2. 装備品による得点
※ 装備による得点は使用済みかどうかにかかわらず得られます。
- 5色セットボーナス: 赤・青・黄・緑・紫の5属性の装備を持っていれば、もっとも枚数が少ない属性の装備品の数 × 5点
- 各色種類ボーナス: 各属性につき、所持している装備品の種類の数に応じて 0、1、3、7、15点
- 剣ボーナス: 剣1つにつき3点
3. 宝玉による得点
※ ライフが1以上のプレイヤーのみ
書かれた数値分の勝利点(1〜3)
4. 所持金による得点
所持しているコイン5Gにつき1勝利点(端数切り捨て)
上記得点を合計した勝利点の最も大きなプレイヤーがゲームの勝者となります。同値なら端数のお金の数が多い方、それも一致した場合は未使用の装備の防御力の合計値の大きなプレイヤーが勝利します。
プロフェッショナル拡張
プロフェッショナルは、基本ルールにジョブアイテムカードと宝箱カードを追加する拡張です。プレイ時間は60-90分、対象年齢は12歳以上となります。
ジョブアイテムカード
ジョブアイテムカードを獲得し、レベルを上げることで、様々な効果を得ることができます。全部で12枚存在します。
ジョブレベル
ジョブレベルは、それぞれのジョブの熟練度を示します。獲得時はLV0で、最大でLV4まで上げることができます。
- 自身の手番の開始時と終了時、またはジョブアイテムカードの獲得時に、必要な経験値を消費することで、いくつでもジョブレベルを上げることができます。ただし、カード獲得時には、獲得したジョブのレベルしか上げることができません。
- レベルアップに必要な経験値はEXPカードに記載されます。
| LV | 必要経験値 |
|---|
| LV.1 | 2 |
| LV.2 | 4 |
| LV.3 | 8 |
| LV.4 | 13 |
※ LV.0からLV.1に上げるのには2経験値、LV.1からLV.3に上げるのには4経験値、LV.3からLV.4に上げるのには13経験値を要します(中間のLVも順に上がる)。
経験値の獲得
- 探索フェイズの終了時、手番プレイヤーは場に公開したカードの枚数分の経験値を得ます。ただし、バーストが発生した場合は、攻撃を行うモンスターの分の経験値は得られません(基本的には公開したカードの枚数 − 2 の経験値)。
- 宝箱カードによって裏向きで置かれたカードは枚数としてカウントしません。
- バーストフェイズやマーケットフェイズの終了後に捨て札に送られます。
ジョブアイテムオークション
バーストフェイズの最後(供託金の再分配の直後)、バーストを起こしたプレイヤーは公開されているジョブアイテムカードから1枚を選びオークションを行います。選ばなかったカードは山札の一番下に戻します。
ジョブアイテムのオークションの手順:
- 全プレイヤーは手元を隠して任意の金額のコイン(0枚でも可)を手に握り、同時に公開します。
- 最高額を提示したプレイヤーはそのコインを供託金に支払い、ジョブアイテムカードをLV0の状態で獲得し、必要であればレベルアップを行います。
- 最高額で同額のプレイヤーがいた場合は手番プレイヤーが、次いで手番が近いプレイヤーが優先されます(例えば、全員が0Gを提示した場合は手番プレイヤーが獲得します)。
基本ルールとの変更点
- バーストが発生した際、手番プレイヤーは防具や宝玉によって軽減できない 1ダメージ を追加で受けます。
- 3、4人プレイ時の「剣が購入された際、対応する色のゴーストモンスターカードを捨て札に追加する」処理を撤廃し、山札が2周目に入ったら5枚のゴーストモンスターカードすべてを山札に混ぜます。
- 2人プレイの準備では、5枚のゴーストモンスターカードをデッキに混ぜ、初期ライフを30とします。
- 手番プレイヤーが探索フェイズに公開できるカードに上限が定められます(所持している装備、宝玉の色の数 + 1枚まで。ゲーム開始時は2枚まで、最大で7枚まで)。
- バースト発生時に剣を使用してモンスターを倒した際、そのモンスターは捨て札に送るのではなく、その場で伏せ札にします(探索済みの枚数としてカウントされ、その分の経験値も獲得できます)。
用語集
- バースト
- 同じ属性のモンスターが2枚、またはゴーストモンスターカードが2枚発見エリアに公開されたときに発生するイベント。全プレイヤーがダメージを受け、供託金が分配される。
- 発見エリア
- 場の中央に公開されたカードを並べる領域。探索フェイズでめくられたカードがここに置かれる。
- ギルド供託金
- 場の中央に置かれた共有のコイン。ゲーム開始時に5G置かれ、値付けされなかったカードの購入代金やバースト時のオークションの支払いがここに集まる。バースト時にプレイヤー間で分配される。
- ライフ
- プレイヤーの残り体力。ダメージカード上のキューブで表す。0以下になると脱落(またはゲーム終了)となる。
- 戦利品
- 一般モンスターカードの右下に描かれた装備品(小手・盾・兜・鎧・剣)。マーケットフェイズで購入して獲得する。
- 装備
- 獲得した戦利品。バーストフェイズで対応する属性の攻撃を防御するために使用する。使用済みの装備は横にして表す。
- 宝玉
- 所持しているだけで得点計算時に勝利点(1〜3)を得られるカード。ただしライフが0以下になったプレイヤーは失う。
- ゴーストモンスター
- 戦利品の描かれていないモンスターカード。各属性1枚ずつ計5枚。公開された場合は必ず再探索が必要で、2枚公開されるとバーストが発生する。
- 宝箱カード
- オプションの追加カード。めくったプレイヤーが次のカードをこっそり確認し、中身によって処理が変わるギャンブル要素を持つ。
- ジョブアイテムカード
- プロフェッショナル拡張のカード。獲得してレベルを上げることで様々なスキル効果や勝利点を得られる。バースト時にオークションで獲得する。
- 経験値(EXP)
- プロフェッショナル拡張でジョブレベルを上げるために消費するリソース。探索フェイズ終了時に公開したカードの枚数分を獲得する。
- マーケットフェイズ
- 発見された戦利品を手番プレイヤーが値付けし、他プレイヤーが購入するフェイズ。値付けされなかったカードは手番プレイヤーが強制購入または捨て札となる。